| 記事 No.18 |
2003年7月19日(土曜日)THE JAPAN TIMES |
英語の授業が耳をうごかす
ERIKO ARITA(Staff writer)
日本人の多くは、学校で何年も(語学を)学んできたのに英語でうまく込みニューケーションをとれない事を教育のシステムのせいにしている。
しかし、東京都渋谷区の関東国際高校は、この問題を改善しようとしている。耳の筋肉を訓練することで、英語を徹底的に改善する事が出来ると確信している。
この学校は4月にトマティスメソッドといわれる教育システムを導入した。それは、フランスのアルフレッド・トマティス博士(1920〜2001)によって開発されたもので、博士は、どの言語も特有の周波数の幅を持っていると結論づけた。
例えばトマティスジャパンによると、殆どの日本の言葉は、125から1500ヘルツあたりの周波数帯にあり、一方アメリカ英語は、500から3700ヘルツ、そして、イギリス英語は、2000から12000ヘルツの周波数帯にある。
10年間、言語教育を提供してきたトマティスジャパンによって行われるこの方法は、エレクトリック・イヤー(電子耳)といわれる装置につないだヘッドフォンを通して、様々な言語の異なった特徴に慣れるように、耳を訓練する事を目指している。
その装置は、特定の周波数帯における音を強調する。
”なぜ日本人は子音の音を識別するのが難しいのか”についてトマティスジャパン代表の村瀬邦子さんは、「日本人の中耳の筋肉の働き、それは高周波音に反応し収縮するが、イギリス人のそれと比べると、ゆっくりなのです。」と説明している。
「英語の子音の殆どは、2000ヘルツ以上の周波数帯に属しています。高周波数帯の音を強調する電子耳を通した言語を、繰り返し聴く事により、人は耳の筋肉をより速く収縮させる訓練が出来るのです。」彼女は言っている。
また、「電子耳は言葉のリズムも再生できる」とも言う。
例えば、日本人が電子耳を通して話す英語を、生徒達が聴くと、そのリズムはネイティブスピーカーのそれのように修正されている。
「このメソッドのおかけで、生徒達は英語のリズムや子音にも慣れるようになったし、それを正確に認識できます。生徒達の聴き取り能力が高まったことに驚いています。」「言語を話す事の熱意も増えています。」と、この高校で英語を教えている三好洋子先生は言っています。
この学校は、文部科学省によってSuper English High School(SELHi)に指定され、トマティスメソッドを採用している日本における唯一の高校である。
SELHiに指定された学校は、文部科学省の設定した通常のコースに拘束されずに効果的な英語を教える方法やカリキュラムを3年の内に開発する事を指示されている。
4月から7月上旬までこのメソッドを使って、英語の聴き取りや発音を20セッション以上学習した生徒達の多くは、[r]と[l]の発音を区別する事が出来るようになり、また「th」の発音も識別できるようになった。田追えば、生徒達は今では"latitude"や"stregth"の発音を識別できますと先生は言っている。
三好先生は、「これから3年間にわたり、このメソッドを使う事によってもたらされる効果に重点をおいて行く」と話している。
次の記事 >>
|